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東京大学医科学研究所 先端医療研究センター 血液・腫瘍生物学分野は、2024年5月よりスタートした新しい研究室です。
がんは、その起源となる細胞が、生存に有利な遺伝子変異(=ドライバー変異)を獲得し、クローン選択をうけることが繰り返される結果、遺伝学的に多様な集団が引き起こす疾患です。近年、次世代シーケンス技術(next-generation sequencing: NGS)を用いた大規模ながんゲノム解析の進歩によって、様々ながんにおける遺伝子変異に関する知見は急速に拡大してきましたが、その生物学的な役割については、未解明の疑問が多く残されています。
当研究室では、がん(特に血液のがん)を中心に、病気の原因となる未知の遺伝子異常を探索することや、遺伝子異常により病気が発症する分子メカニズムを解明することを主な研究テーマとしています。患者検体や疾患マウスモデルを用いて、最新の分子生物学的手法を用いた実験に基づく生物学と、様々なオミクス解析によるデータサイエンスをとりいれて、がんの未知の病態に迫りたいと考えています。基礎研究を通じて、がんの病態についての新しい知を発見し、臨床に還元する橋渡し研究につなげ、病気の克服および人々の健康の増進に貢献することを目指しています。
お知らせ
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- 2024.10.11
- 第86回 日本血液学会学術集会(@京都)にて研究発表しました。
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- 2024.9.20
- 第83回 日本癌学会学術総会(@博多)にて研究発表しました。
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- 2024.6.14
- 第29回 ヨーロッパ血液学会(スペイン・マドリード)にて研究発表しました。
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- 2024.6.11
- 血液・腫瘍生物学分野のウェブサイトを公開しました。